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健康ニュースレター

8月の食養生

8月は、二十四節気では立秋・処暑という時期です。暦の上では秋の始まりですが、まだまだ暑さが続きます。6月、7月で溜め込んできた夏の疲れも出やすい時期です。また、秋になると空気が乾燥し始めます。本格的な秋に向けてしっかりと体の水分バランスを整えて、準備を行いましょう!



猛暑疲れの時期

8月は、「暑邪」の影響による熱中症に要注意であり、「胃」の働きを整えることが大切です。また、身体の熱を取り除く「涼性」や「寒性」の食材を取りましょう。また、秋は本格的な秋の乾燥に備えて「陰」を補い、身体を潤すことも大切です。「湿邪」や「暑邪」による夏の疲れが出やすいこの時期はしっかりと疲労回復させ、免疫機能を高める食材も取りましょう。


8月の食養生三か条

8月の食養生のポイントは、「胃腸をいたわる」「湿気を取り除く」「乾燥に備える」の3つです。具体的には、苦味と涼性を持つ食材で胃腸の働きをサポートし、湿気を取り除くドリンクで体内の熱と湿を解消し、補気と清熱の食材で体力と免疫力を高め、陰潤の食材で秋の乾燥に備えることが重要です。これらの食養生を実践することで、8月の暑さと湿気を乗り切り、健康を維持することができます。



8月のおすすめ食材

しじみ

しじみは「寒性」のため体の熱をとり、「陰」を補い、潤いを与えます。 しじみに含まれるオルニチンは肝臓の解毒作用を高めて、疲労回復におすすめです。 タウリンも含まれ、血の巡りを良くしてくれます。 また、鉄やビタミンB12 が豊富に含まれており、貧血予防にもなります。

なす

なすは身体を冷やす作用が穏やかな「涼性」の食材です。「脾」や「胃」の機能を高める作用もあるため、暑さによる食欲不振や消化不良の改善にもおすすめです。 また、なすに含まれるナスニンという成分が含まれコレステロールの上昇を抑えます。また、アクの成分はクロロゲン酸というポリフェノールの一種であり、抗酸化作用があります。