8月は、「暑邪」の影響による熱中症に要注意であり、「胃」の働きを整えることが大切です。また、身体の熱を取り除く「涼性」や「寒性」の食材を取りましょう。また、秋は本格的な秋の乾燥に備えて「陰」を補い、身体を潤すことも大切です。「湿邪」や「暑邪」による夏の疲れが出やすいこの時期はしっかりと疲労回復させ、免疫機能を高める食材も取りましょう。
しじみ
しじみは「寒性」のため体の熱をとり、「陰」を補い、潤いを与えます。 しじみに含まれるオルニチンは肝臓の解毒作用を高めて、疲労回復におすすめです。 タウリンも含まれ、血の巡りを良くしてくれます。 また、鉄やビタミンB12 が豊富に含まれており、貧血予防にもなります。
なす
なすは身体を冷やす作用が穏やかな「涼性」の食材です。「脾」や「胃」の機能を高める作用もあるため、暑さによる食欲不振や消化不良の改善にもおすすめです。 また、なすに含まれるナスニンという成分が含まれコレステロールの上昇を抑えます。また、アクの成分はクロロゲン酸というポリフェノールの一種であり、抗酸化作用があります。