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健康ニュースレター

夏の終わりは体調注意!

梅雨が明けたと思ったら、全国的に厳しい暑さが続いていますが、みなさま夏バテしていませんか?だんだんと日中は暑いものの、夜になるとひんやりと肌寒さを感じる日も増え、秋の気配が近づいてきました。

夏の終わりごろになると、毎日の暑さで体力を消耗し、疲れが抜けにくくなっていたり、食欲が落ちてぐったりとしがちです。さらに、追い打ちをかけるように寒暖差に体がついていけず体調を崩しやすい時期でもあります。

今回は、夏の疲れを秋に引きずらないために、今からできる夏バテ解消のコツをお伝えします。



暑さで疲れるのはなぜ?

夏は、大量の汗をかき、水分やビタミン、ミネラルなど、体の調子を整える栄養素も一緒に排出されてしまい体のバランスが崩れやすくなります。さらに、暑さによって消化機能も落ちやすく、食欲低下を引き起こし、体を維持するために必要な栄養素も不足しやすく悪循環を招きます。

その他、外の暑さに対応するため体温を一定に調節しようと自律神経がフル回転して働き続け疲弊しやすくなることも要因の一つです。ま自律神経が十分に働くためには、たくさんのエネルギーが必要となり、体にも大きな負担がかかりだるさにつながっています。

<そもそも自律神経ってなに?>

自律神経とは、生命を維持するために私たちの意識とは関係なく、24時間働いているシステムのことです。自律神経には、2つのスイッチがあり、全身をアクティブに働かせるのが交感神経で、リラックスさせるのが副交感神経です。仕事や学校などで活動する日中は、交感神経を優位に働かせて、夕方以降にかけて副交感神経が優位となり、休息や睡眠に向かって心身をリラックスさせるような体のリズムがあります。


生活リズムで深い眠りを作りましょう!

自律神経のダメージは、睡眠中にしか回復できないといわれています。睡眠不足の蓄積である「睡眠負債」を抱えている状態では、自律神経の回復は見込めず、正常な機能を保つことができなくなり、日中のパフォーマンス低下にもつながってしまいます。翌朝に疲労感を持ち越さないために、睡眠の質を高めるための「1日の過ごし方」を意識してみましょう。



夏バテ回避の3つのポイント

ポイント①朝日を浴びましょう
起床したらまず、カーテンを開けて朝日を浴びるようにしましょう。朝日を浴びることで目から入った太陽の光によって体内時計がリセットされて活動状態に導かれます。あわせて、口をゆすぎ水分補給も欠かさずにしましょう。

 

ポイント②タンパク質をしっかりと摂りましょう
眠気を誘発するホルモンであるメラトニンは、神経伝達物質のセロトニンを材料に朝起きてから約14~16時間後に分泌されます。セロトニンは、タンパク質に含まれるトリプトファンというアミノ酸から合成されるので、朝食でタンパク質を摂っておくことが大切です。

 

ポイント③お風呂の温度は38~40℃で入りましょう

夏でも入浴はシャワーで済ませずに湯舟に浸かりましょう。水圧や浮力によって血液やリンパの流れがよくなり疲労回復につながります。お湯の温度はぬるめの38~40℃で10~20分程度浸かりましょう。ぬるめの温度で体の深部まで温めることで、筋肉の緊張も緩み、副交感神経を優位となります。さらに、お風呂から上がったら少し熱を冷ますことで自然と眠気が誘発されやすくなります。